トニー博士の製作日記
ガムロック設計秘話
ワシがガムロックを作ろうと思ったきっかけと、設計までの道のりを特別に教えよう!
夢回路についてもこっそり教えてやるぞい!
GM-01-A運命の夏
私は夢を見た。
素晴らしい夢だった。
キラキラ輝く赤いロボット。素晴らしい性能。
新世紀にふさわしい活躍の舞台。
長らくロボット開発に携わってきた私にとってまさしく夢だ。
しかし、夢の中で私はそのロボットが
現実になる事を確信していた。
その光り輝くロボットは私が現実で追い求めていた
「夢回路」を搭載していたからだ。
GM-01-B目覚め
目覚めた私は、すぐに図面を描き上げた。
ほぼ完ぺきな夢のエネルギー回路
「夢回路」の図面だ。
いままでいくつものプランを実験して見たが
ことごとく失敗した。
これならできる。いやこれでなければダメだ。
私は強く確信した。
GM-01-C夢回路とは
夢からエネルギーを生成するまさしく夢の回路。
ロボットの作成において強固な装甲や俊敏な動力源は作れても
ドライブするソフトとエネルギー源が未成熟だった。
「夢回路」はこの二つの未熟な点を一気に
実用レベルに押し上げるまさしく夢の回路である。
GM-02運命の次の日
運命の次の日。
私は一枚のスケッチを描いた。
「夢回路」を搭載するロボットだ。
ガムロックという名前は目覚めた時から決めていた。
そう。「我の6つの夢」という意味の
我夢6(ガムロック)だ。
何もかも創るべくして創るように決まっているようだった。
GM-03コックピットGM-03ガムロックのコックピット
ガムロックのコックピットは
中央のディスプレイと複数のメーターから
構成する事にした。
夢回路のインジケータも必要だが間違いなく操作できるよう
見やすいコックピットを心掛けなければ・・・。
GM-04ガムロックの設計を開始。
CADにて設計を進める。
設計中私は奇妙な感覚に陥った。
今まで作成してきたロボット達と根本的に違う何かを感じる。
まるでまだ夢を見ている様に次から次へと
新しいロボットの設計が湧いて出てきていた。